山内若菜展 川越紀行
2020年8月1日より、山内若菜展 川越紀行を開催します。
山内若菜さんは、神奈川県藤沢市出身の画家。何を見ても手が動き、何かを描かずにはいられない。そんな人を「絵描き」と呼ぶのであれば、山内若菜さんは本当の「絵描き」です。「絵描き」は「絵画」という現実と幻想の境界を、畏れずに進んでいきます。
川越は「蔵造りの町並み」として知られていますが、「和」のイメージだけの街ではありません。西洋文化を敏感に採り入れた、モダンな和洋折衷の建築も数多く残されています。「和」でも「洋」でもあり、「古く」も「新しく」もある。「絵描き」の眼差しは、そんな川越の街に鋭く反応し、どこにも存在せず、しかしどこかで見覚えのある、幻影のような心象風景を描き出しています。
会期は10月28日までの予定。感染症の拡大に気をつけながら、川越の街歩きとあわせてお楽しみください。