吉澤舞子 Horizon

2025年11月8日(土)より2026年2月4日(水)の会期で、「吉澤舞子 Horizon」を開催します。
ポーラ美術振興財団「若手芸術家の在外研修助成」により、米国ニューヨークで在外研修を行って帰国したばかりの吉澤さん。タイルを使った新たな試みの絵画の発表となります。

以下は、吉澤さんによる展覧会ステートメントです。
この展覧会のお話をいただいたとき、私はニューヨークに研修滞在中でした。川越は日本の家から近く、何度か訪れたことがあり、町を流れる川の景色をすぐに思い出しました。そのイメージをもとに、水をテーマとした空間を構成したいと考えていました。
普段は日本画を描いていますが、帰国後は自分の思考を整理する時間が必要だと感じ、その過程を形にするため、タイルを支持体として選び、パズルのように制作を進めました。
ニューヨークでは多国籍の環境で過ごす中、自分がこれまで外国人として他国の人々を見ていたことに気づきました。無意識にステレオタイプを抱いていた自分を実感し、恥ずかしさも覚えました。
『Horizon』はそこで出会った人たち、そして日本にいる周りの人々の手を描いた作品です。滞在中、寺山修司の「涙は人間が作る一番小さな海です」という言葉を何度も思い返しました。人は皆、心の中に海を持っているのだと思います。その海がつながっていくことを願いながら制作しました。
タイルに描いた大勢の人たちの手の絵画を、パズルのように再構築した作品は見応えがあります。

2026年1月25日(日)には、トークイベント「矛盾の手」を行います。
ゲストは筑波大学人文社会系教授の中空萌さん。文化人類学を専門とされる中空さんと吉澤さんの対話によって、吉澤さんの絵画について読み解いていただきます。
料金は1500円(エクレア・ソフトドリンク付)、定員35名(事前予約制)。
ご予約は店頭または、こちらの予約フォームからお申し込みください。