中谷ミチコ展 空が動く
本日は展示替えのため臨時休業。
安藤榮作展が終わり、中谷ミチコ展「空が動く」へ、ホールの展示が変わりました。
粘土で形を作り、石膏取りをして、その石膏(雌型)の穴に透明の樹脂を流し込んで作品を制作する中谷さん。
大作《空が動く》は、なんと約60kgの重さがあるそうです。
また、中谷さんのお祖父さんが経営していた犬の首輪工場を改築した「私立大室美術館」の窓に描いたドローイング《光の中の土の人》は、中谷さんが拠点とする三重県津市白山町の地元の人たちとのかかわりが感じられる作品。
今回は、わざわざ三重県から窓ガラスを持ってきて下さいました。
中谷さんのパートナーである大室佑介さんが設立した私立大室美術館とNANAWATAが窓を通じてつながっているようで、嬉しいです。
新作の彫刻《風が溜まる身体》と《青い鳥》(どこにあるか探してみてください)を見ると、中谷さんの彫刻の特徴がよくわかると思います。
洗練された素晴らしい展示になりましたので、11月1日~1月30日の会期をぜひお楽しみください。
12月5日午後2時からは、横浜美術館の蔵屋美香館長をお招きして、トークイベント「絵画と彫刻のあいだ・気配のありか」を開催します(定員25名、事前予約制)。詳しい情報は当ホームページのアートギャラリー、中谷ミチコ展をご覧ください。