浅野友理子×大政愛トークイベント
浅野友理子展のトークイベント「はじまりの熱(ほとぼ)り」を開催しました。
ゲストは、はじまりの美術館学芸員の大政愛さん。大雪の猪苗代町から駆けつけてくださいました。
同世代、そしてキャリア初期から東北を拠点に活動を続けてきたおふたりによる、その出発点の交差を中心にお話しいただくトークでした。
大政さんの勤めている「はじまりの美術館」は、年齢や性別、障がいの有無などのさまざまな「ちがい」を超えて、誰もが集える新たな公共性を持つ場所を目指し、ユニークな、そしてとても重要な活動をされています。
そして浅野さんは、大学院を卒業した翌年の2016年の「たべるとくらす」という展覧会で、猪苗代での取材をもとに、会津地方で古くから育てられている伝統野菜の小菊(こぎく)かぼちゃや余蒔(よまき)きゅうりをモチーフにした作品を描きました。その後も小学校の壁画プロジェクトなどで、たびたび猪苗代とかかわりをもってきました。
トークは、はじまりの美術館の紹介からはじまり、浅野さんと大政さんの出会いと猪苗代での活動を振り返り、最後に会場の絵画を観る、という流れで、あっという間に清々しい時間が過ぎていきました。
会場からの質疑応答も充実していました。
浅野さんと大政さんのトークの抄録は、こちらからお読みいただけます。
浅野友理子展「手のひらの熱り」は2月5日(水)まで開催します。どうぞ引き続き、よろしくお願いいたします。