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加茂昂 惑星としての土/復興としての土

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地元埼玉の所沢市在住の美術家、加茂昂さんの個展「惑星としての土/復興としての土」
自分で土を作り、それを使って絵具を作り、福島で除染され、表土を剥ぎ取られた土地を描くという絵画です。

絵具にするための土を作るところからはじめるという絵画の時間が大事な作品。
加茂さんらしい実直な向き合い方だ、と思いました。

画面に置かれた絵具は盛り上がり、迫力のある物質感を示しています。
絵具という物質が、絵画のテーマと一体となっています。

加茂さんは所沢で農地を借りて、自然農に取り組んでいます。
田や畑にとって滋養のある土の表層がいかに大事かを実感しながら、汚染された土を剥ぎ取られた福島の土地のことを想っています。

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