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次回企画「大塚直人展」のお知らせ

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2月5日から4月25日までの会期で「大塚直人展 絵を描くよろこび」を開催します。
大塚さんは1949年東京都生まれ。子どもの頃、叔父の日本画家・大塚堅二郎(1921-1992)に絵の手ほどきを受け、16歳で二科展に入選。その後は家庭の事情で絵を描くことができなくなり、鴻巣市の知的障害者施設で生活していました。
2002年、後見人の弁護士の紹介で、川越市内のアトリエ「カルディア会」を訪れ、再び絵を描きはじめます。「カルディア会」は、画家の万年山えつ子さんが1996年4月に開設した、心に病をもつ人たちのアトリエ。「カルディア」はギリシャ語で「心」という意味です。


大塚さんは、そのアトリエに18年ほど通って、絵を描き続けてきました。記憶に残る風景や、好きな食べもの、ユニークな動物たちを、もっぱらクレヨン、色鉛筆、マジックペンで描いています。すぐ描くことができ、強い筆圧に耐えられる画材でないと、大塚さんの創作意欲は満たされないようです。


新型コロナウイルス感染症の影響で、現在は制作活動を休止していますが、大塚さんの絵からあふれる豊かなエネルギーを見ていただきたいと思い、展覧会を企画しました。

どんな展示になるかはまだわかりませんが、若い作家やキュレーターたちの知恵も借りて、大塚さんの絵を楽しく、格好良く見せる空間ができたらいいな、と思っています。
どうぞご期待ください。