アートギャラリーArt Gallery
野間祥子 白いさなぎ
2022年11月19日(土)~2023年1月29日(日)
制作であつかう主な素材、紙と透明水彩、そして水。
紙は器であり空間であり光であり。
なにものにもなれるような白さに、いつも緊張感が高まります。
紙の表面の凹凸をつぶさないほどうすく色を重ねられる、透明水彩絵の具。
重なりまざる色彩は、つねに想像をこえてゆきます。
すべてをつなぐ水は絵の具をはこび、流し。乾くとその足あとをのこすばかり。
水の足あとは絵の具と共にあらわになり、姿のみえない足あとも、その気配をたしかに紙へのこします。
刻々とかわる素材の表情と自分のイメージとを行き来するため、下描きはしません。
白いさなぎがいったいどうなるのか、わからないことを愉しみながら。
ここにずっといたかった(部分) 2022
野間祥子 プロフィール
1991年愛媛県生まれ。2014年武蔵野美術大学油絵学科卒業、2016年同大学院修士課程油絵コース修了。
美術新人賞デビュー2016 グランプリ、第20回越後湯沢全国童画展川上四郎記念大賞。
大学在学中より紙と透明水彩とを用いた制作を続けている。
関連イベント
2022年 12月18日(日) 午後2時開演(午後1時開場)
トーク「絵からこぼれるはなしの話」
- ゲスト
- 田村実(タムラ堂)
- 料金
- 1500円(エクレア、飲みもの付)
- 定員
- 30名=終了しました
田村実 プロフィール
タムラ堂代表。編集者。1949年、東京生まれ。児童書出版社の編集者として、主に絵本、幼年童話の企画・編集を手掛ける。その後、2012年にタムラ堂を立ち上げ、『夜の木』『世界のはじまり』などインドのハンドメイド絵本を中心に独自の出版活動を続けている。
野間さんと田村さんのトークの抄録は、こちらからお読みいただけます。
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